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大相撲九州場所の歴代優勝力士と優勝回数ランキング

2022 11/12 06:00SPAIA編集部
現役時代の白鵬,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

千代の富士と白鵬が9回優勝の九州場所

大相撲九州場所は13日に初日を迎える。10月に両膝の手術を受けた横綱・照ノ富士は休場するため荒れる可能性も十分。大関・貴景勝は過去2度の優勝がいずれも11月場所(2020年は東京開催)と相性がいい。正代も熊本出身だけに九州では気合が違うだろう。

九月場所で11勝を挙げて技能賞を受賞した関脇・若隆景、関脇2場所目となる朝青龍の甥・豊昇龍も面白い存在。九月場所で負け越して大関から陥落した御嶽海も10勝以上を挙げて1場所での大関復帰を狙う。

先場所13勝2敗で2度目の優勝を飾った37歳の小結・玉鷲、優勝は逃したものの11勝で敢闘賞に輝き、東前頭筆頭まで番付を上げてきた高安の両ベテランも虎視眈々と上位をうかがう。

九州場所はこれまで番付上位の強い力士が強い勝ち方で優勝することが多い。年6場所制となった1958年以降の歴代優勝力士は以下の通りとなっている。

大相撲九州場所の優勝力士


平幕優勝は1989年、西前頭12枚目だった琴錦のみ。横綱・大関以外でも1974年の小結・魁傑、1975年の関脇・三重ノ海、2018年の小結・貴景勝の3度しかない。

最多優勝は千代の富士と白鵬の9回。次いで大鵬の7回、朝青龍の4回と続いている。千代の富士は1981年から8連覇しており、九州では無類の強さを誇った。逆に24回優勝の北の湖と22回優勝の貴乃花は九州では1回しか優勝していない。

2022年の角界を締めくくる九州場所。今年最後に賜杯を掲げるのはどの力士だろうか。

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