スポーツと私
私は小学校1年生から高校3年生まで硬式野球部に所属していました。
小学時代はリトルリーグ、中学時代はシニアリーグ、高校時代は私立高校にて青春時代の情熱は全て「野球」に注いで生きてきました。
小学校高学年から中学1年までは野球人気が下火になっており、そのタイミングでJリーグが開催されサッカーは大いに盛り上がりました。私と一緒に野球をしていた友人達も野球からサッカーや、当時大流行した「スラムダンク」というバスケットボール漫画の影響もあり、野球だけに集中する時代は終焉を迎えていきました。
もちろん、スポーツの可能性を広げるためには結果的にそれがよかったのですが、私としては所属しているチームが一人、また一人と辞めていくのを見てとても寂しくもあり悔しくもあった気持ちを覚えています。
ところが、奇跡はおきます。
中学時代に突如として現れた「イチロー選手(当時オリックスブルーウェーブ)」が前人未到の記録を次々と更新し、しかも当時の打撃スタイルでもある振り子打法だけではなく、守備、走塁と全てにおいて躍動感あふれるプレーに少年は皆、胸を踊らせました。
さらに高校に入学してからは松坂大輔投手(当時横浜高校)の甲子園決勝戦でのノーヒットノーランにより野球ブームは再び火を灯しました。
現在の日本プロスポーツ
現在のプロスポーツは本当に多様になりました。
プロ野球やプロゴルフはもちろんのこと、サッカー、プロテニス、フィギュア、水泳、陸上など世界で活躍する選手もどんどん増えてきており、スポーツの可能性を大いに感じます。
子供の頃オリンピックを見ていても、金メダルをとっている選手が少ない中で今ではすでに「金メダル候補」として1つの競技に数名いるようなケースも珍しくありません。
しかし、私が頻繁に行くようになったアメリカでスポーツを見ていると日本のプロスポーツとは色々と違うことがわかってきました。
例えば、セカンドキャリアにしてもそうですし、年俸についてもそうですが、「データ」をファンに共有しているという点では決定的に違いました。
恐らく、球団や選手は日本人よりもデータスポーツを意識して取り組んでいる様子です。
また、先ほどの年俸についてもそうですがお金(スポンサー)を集めるパワーが全然違います。
これでは日本で優秀な選手がどんどん世界に行って「稼ぐ」というのはもはや当たり前の時代です。
我々のようなベンチャー企業も以前の日本と違ってインターネットのインフラも普及したので、どこに行こうが仕事ができるようになりました。
そしてインターネットが発達するに従って高速処理によってアクセス解析や消費者の行動解析などが一般化しました。
話を戻すと、例えばアメリカのスポーツの場合、解説者は常に「データ」を意識しながら話します。
日本の解説者は「経験」を話します。どちらも魅力的で大変勉強になるのですが、ファンは現在、「データ」を見たがっていると私自身は感じますが、そのデータを活かしきれるメディアが日本にはどこにもありませんでした。
スポーツビッグデータを世界に発信
まもなくスタートするSPAIA(スパイア)は、ファン、アマチュアの選手、選手、球団、団体にとってよりよい価値を発信する使命があると私は考えており、スポーツを通じて全く新しいメディアの形を創造し、様々なメディアとも共存していきたいと強く願っています。
また私自身がスポーツの数字やデータに大変深い興味を持っており、今までファンが見たくても見られなかったスポーツデータをAI(人工知能)やML(機械学習)といった最先端の技術も扱いながら、ファン・選手・球団・リーグをつなげるようなカタチになれるように尽力いたします。
私がスポーツメディアをやりたいと言い出したのは、2014年1月でしたが、「本気でやる」と公言しはじめたのは2015年1月でした。
人生とは不思議なもので自分がやりたいこととテーマがはっきりすると、急速に物事が実現し始めます。そして多くの方々に助けていただき、まもなく私が理想としていたスポーツメディアがリリースできそうです。
しかしスポーツには、美容や健康というテーマもあり大変幅広いジャンルであることは間違いありません。
つまりスポーツメディアには日々のデータをユニークにお届けしたり未来を予測するようなことだけではなく、閲覧して下さるユーザー様にとって有意義でなくてはならないのと、すべてのスポーツのニーズに応えないと意味が無いと感じております。
私は、このSPAIAをAmazonのように、「ここにくればデータ、未来予測、情報、コミュニケーションなど様々な活動のスポーツのプラットフォームになることを目的」とし、精進してすすめております。
情報、スポーツビッグデータ、予測、解析、コミュニケーション、ベッティングシステムが融合した新たなメディアとなれるよう命を削ってでも成し遂げたいと考えております。
どうかSPAIAを温かく見守って下さい。
2016年9月16日
株式会社グラッドキューブ
代表取締役 CEO
金島弘樹 Hiroki Kaneshima
YouTubeコンテンツ「SPAIAちゃんねる」配信中
SPAIAならではのYouTubeオリジナルコンテンツを随時更新。
プロ野球、サッカーなど主要スポーツの予想や解説、スポーツ界の著名人をゲストに招いて対談も投稿します。