歴代1位は松井秀喜の175本塁打
メジャーリーグが4月7日(日本時間8日)に開幕する。新労使協定をめぐる交渉が長引き、キャンプインから日程がずれ込んだが、エンゼルスの大谷翔平はアストロズとの開幕戦に先発することが決まっており、いきなり二刀流を披露することになりそうだ。
広島で6年連続3割25本塁打をマークし、東京五輪では日本代表の4番を務めた鈴木誠也がカブスに移籍。大谷だけでなく、日本屈指のスラッガーが本場アメリカでどこまで活躍できるのか、昨年以上にMLBへの注目度は高い。
メジャー挑戦した日本人選手は投手の方が多く、野手でもイチローや松井稼頭央のようなアベレージヒッターの方が活躍している。パワーで劣る日本人がメジャーで本塁打を量産するのは並大抵のことではない。日本人メジャーリーガーの通算本塁打ランキングが下の表だ。
歴代1位は松井秀喜の175本塁打。2003年からヤンキースでプレーし、メジャー2年目の2004年には31本塁打を放った。昨年、大谷が46本塁打を放つまでは日本人のシーズン最多記録だった。
その後も2005、2007、2009、2010年にも20本塁打以上をマーク。レイズに移籍した2012年に引退するまで日米通算507本塁打を放った。
2位が117本塁打のイチロー。2001年から2019年までMLB19年で通算3089安打など輝かしい実績を残した。本塁打はオリックス時代に118本を放っており、日米通算では235本塁打を記録している。
日本が誇る2人の大打者に続くのが大谷だ。2021年終了時点でメジャー通算93本塁打。今季24本塁打ならイチローに並ぶ計算だ。さらに松井にも82本差となっており、昨年並みのペースで打ち続ければ来季中にも松井を超えて日本人最多となる。
ちなみに日本ハム時代は48本塁打を放っており、日米通算では141本塁打。今後どこまで記録を伸ばすのか、楽しみは尽きない。