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夏の甲子園の新たな名勝負 数字で見る星稜・奥川の熱投165球

2019 8/18 06:00三木俊幸
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記憶に残る新たな名勝負

1998年の横浜−PL学園の延長17回の死闘、2006年の駒大苫小牧−早稲田実の引き分け再試合。甲子園では数々の名勝負が繰り返されてきたが、また一つ新しく野球ファンの記憶に残る試合が生まれた。

今大会ナンバーワン投手と目される奥川恭伸を擁する星稜と強力打線を誇る智弁和歌山の一戦は3回戦屈指の好カードとして注目されていたが、延長14回のタイブレークの末、4−1で星稜がサヨナラ勝ちを収めた。

奥川は14回、165球を投げて3安打1失点の完投、23奪三振。最速は自己最速タイとなる154kmをマークし圧巻の投球を見せた。その素晴らしい投球内容をデータとともに振り返ってみよう。

奥川投手 全投球球速ⒸSPAIA

奥川投手 球種別割合ⒸSPAIA

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全投球の球種と球速を見てみると、最速154kmを5球記録し、ストレートの平均球速は149.9kmと150kmに迫る数字を叩き出した。150km以上のストレートが52球もあり、割合にするとストレート全体の64%という驚異的な数字だった。

またこの試合、スライダーが165球中70球を占めたことも特徴的だ。バッターのタイミングが合っていないとみれば、スライダーを連投して追い込んだ後にストレートをズバッと決めて三振に打ち取る、そんなシーンが多くみられた。

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