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【ダービー卿CT】中山で5戦4勝 得意コースで初重賞制覇狙うトロヴァトーレを推奨

2025 4/1 17:00貴シンジ
ダービー卿CT、主な前走クラス別の複勝率,ⒸSPAIA,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

3つのファクターから推奨馬を見つけ出す

今回は5日に中山競馬場で行われるダービー卿CTについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。

・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」

特別登録のあった14頭を検討対象とし、過去10年データを使用する。

重要データ:OP・L組が好調

前走クラス別成績,ⒸSPAIA


ダービー卿CTで重要なデータは2つだ。まず前走クラス別成績を見ていく。特徴的なのは前走3勝クラス、OPクラス組の好走が目立つ点だ。中でも3勝クラス組は好相性で【4-1-0-11】で単勝回収率136%、複勝回収率63%となっている。

OP・L組は【3-3-5-43】で単勝回収率82%、複勝回収率81%。レース全体の単勝回収率が61%、複勝回収率が62%であることを考慮すれば、3勝クラス組とOP・L組は優秀であることがわかる。今年は3勝クラスからの昇級馬がいないのでOP・L組を中心に考えるのが良いだろう。

GⅢ組は【3-3-4-58】で好走馬こそ多数輩出しているが、単勝回収率46%、複勝回収率47%にとどまる。GⅡ組は【0-3-0-15】でさらに低調。今年は上位人気が予想されるエコロブルームとメイショウチタンが前走GⅡに該当する。

GⅢ組については出走予定の該当馬が多いので少し深掘りすると、距離短縮にあたる場合は【0-0-1-12】、今回はマテンロウオリオンが該当している。距離延長組も不振で【1-0-0-19】。GⅢ組を狙うのであれば同距離の1600mから臨戦する馬を選びたい。

【割引データ該当馬】
・エコロブルーム(前走GⅡ組)
・メイショウチタン(前走GⅡ組)
・アサカラキング(距離延長の前走GⅢ組)
・シュバルツカイザー(距離延長の前走GⅢ組)
・マテンロウオリオン(距離短縮の前走GⅢ組)

前走内容:ニューイヤーSのトロヴァトーレ

前走内容が良かったのはニューイヤーSを勝ったトロヴァトーレだ。このレースのラップは前半4Fが45.9秒、後半4Fが46.4秒で前傾0.5秒。前々で競馬した馬が掲示板を独占しているから一見前有利に見えるが、そもそも前々で競馬した馬はいずれも上位人気で実力通りという見方が正しいだろう。

トロヴァトーレは五分のスタートから押して先団にとりついた形。中山1600mで8枠は大きな不利となるため、その分前半に体力を使ってしまい、勝負所では早めから前との距離を詰めていった。それでも最後は余裕を持って前をいくサンライズロナウドを捉えたから、実力は抜けていた。

ここまでキャリア9戦5勝だがそのうち4勝が中山コース。器用なタイプなので今回もベストコースで好走を期待したい。

血統解説:トロヴァトーレ

トロヴァトーレの血統表,ⒸSPAIA


・トロヴァトーレ
日本での牝祖は3代母ソニンク。ソニンクといえば有名な牝系でロジユニヴァース、ソングライン、ディアドラなど多数のGⅠ馬を輩出している名門一族だ。

ファミリーの特徴としてはパワーがあってタフな馬場や急坂コースが得意で成長力がある。本馬は伯母にディアドラがいて、半兄のライツフォル(父ミッキーアイル)はJRAのダートで5勝し、OP勝ちもある実績馬。活力は十分あって重賞級の能力は持ち合わせている。

ライツフォルは元々パワーのある牝系で、ミッキーアイル産駒の牡馬だからダートに出たが、本馬は父がレイデオロのため芝に出ている。前走は高速決着となったが、本来高速決着が得意なタイプではなくて時計のかかる馬場が得意。それでも勝利したところは成長の証で得意の中山ならば負けるわけにはいかないだろう。

Cアナライズではトロヴァトーレを推奨

今回のCアナライズではトロヴァトーレを推奨する。前走は今回と同様の中山マイルだったが、勝ち時計は1分32秒台と早かった。それでも走れることを証明できたわけだから、普通に走ればまず上位にくるだけの実力は持っている。

中山はこれまで4勝している舞台。3歳時は弥生賞で跳ね返されたが、成長した今なら重賞の壁もこえてくれるはずだ。

《ライタープロフィール》
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。

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