歴代五輪ゴルフ競技の男女日本代表成績　パリで松山英樹が銅メダル

東京五輪のプレーオフで敗れたリベンジ

パリ五輪ゴルフ競技で松山英樹が日本男子では初の銅メダルを獲得した。

3打差4位で迎えた最終日、松山は4番から6番まで3連続バーディーを奪うなどスコアを6つ伸ばし、通算17アンダーでフィニッシュ。前回の東京五輪で銅メダルを争うプレーオフで敗れたリベンジを果たした。

金メダルは19アンダーのスコッティ・シェフラー（アメリカ）、銀メダルは18アンダーのトミー・フレットウッド（イギリス）だった。

女子は山下美夢有が銅メダルに1打届かず4位。笹生優花は54位に終わった。

パリ五輪の中島啓太は49位

ゴルフ競技は1900年パリ五輪で男女、1904年セントルイス五輪で男子のみ実施され、それ以降は除外されていたが、2016年リオデジャネイロ五輪で復活した。

男子はリオデジャネイロ五輪に出場した池田勇太が21位、片山晋呉が54位。東京五輪では松山英樹が銅メダルをかけたプレーオフの末に4位、星野陸也は38位だった。

2大会連続出場となったパリ五輪で銅メダルを獲得した松山は喜びの半面、悔しさも口にしており、2028年の次回ロサンゼルス五輪で金メダルが期待される。初出場の中島啓太は通算3オーバーで49位に終わったが、いい経験になっただろう。

金メダルのシェフラー、銀メダルのフレットウッドのほか、主な海外勢では、ローリー・マキロイ（北アイルランド）が15アンダーで5位タイ、2023年のマスターズを制したジョン・ラーム（スペイン）も同じく5位で並んだ。東京五輪金メダリストのザンダー・シャウフェレ（アメリカ）は12アンダーで9位タイだった。

パリ五輪の山下美夢有は惜しくも4位

女子はリオデジャネイロ五輪に日本代表として出場した野村敏京が4位、大山志保は42位だった。朴仁妃（韓国）が金メダルに輝いた。

2021年に霞ケ関CCで行われた東京五輪は稲見萌寧が銀メダル、畑岡奈紗が9位に入った。金メダルはネリー・コルダ（アメリカ）だった。

パリ五輪は国内ツアーで2年連続年間女王の山下美夢有が首位と2打差の3位で最終日をスタートしたが、ダブルボギーを2つ叩いてスコアを1つ落とし、通算6アンダーの4位タイでフィニッシュした。

2021年の東京五輪には母親の母国フィリピン代表として出場し9位だった笹生優花は、通算17オーバーで54位。リディア・コー（ニュージーランド）が通算10アンダーで金メダルを獲得し、リオデジャネイロの銀メダル、東京の銅メダルに続いて3大会連続のメダル獲得となった。

エスター・ヘンゼライト（ドイツ）が8アンダーで銀メダル、林希妤（中国）が7アンダーで銅メダルを獲得。東京五輪金メダルのネリー・コルダは1アンダーで22位タイだった。

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