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サニブラウンが10秒02で優勝 桐生は2位 空前のハイレベル日本選手権

2019 6/28 20:42SPAIA編集部
日本選手権で優勝したサニブラウンⒸゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

中盤からグングン加速、大会新記録

第103回日本陸上競技選手権大会の男子100メートル決勝が6月28日、福岡市博多の森陸上競技場で行われ、9秒97の日本記録保持者、サニブラウン・ハキーム(フロリダ大)が大会新記録の10秒02で優勝した。

スタート直後は横一線だったが、中盤以降、サニブラウンが持ち前の爆発力でグングン加速。日本歴代2位の9秒98の記録を持つ桐生祥秀(日本生命)らを引き離し、堂々の優勝だった。

桐生は10秒16で2位。準決勝で10秒09をマーク更新した小池祐貴(住友電工)は10秒19で3位、2017年世界選手権代表の多田修平(住友電工)は10秒29で5位、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は10秒33で8位だった。自己ベスト10秒08の記録を持つ飯塚翔太は10秒24で4位だった。

サニブラウンは9月にドーハで行われる世界選手権代表に内定した。

会場には開門前から行列

史上初の日本人同士の9秒台対決を見ようと、会場には開門前から行列ができた。平日で、しかも梅雨特有の蒸し暑さの中だったが、アメリカに拠点を置く日本記録保持者の凱旋レースということもあり、空前のハイレベル決戦はファンをひきつけた。

前日27日の準決勝でサニブラウンは大会タイ記録の10秒05をマークして決勝進出。ゴール前でスピードを緩める余裕を見せ、新記録への期待感が高まっていた。

東京五輪へ高まる期待

桐生が日本人として初めて10秒の壁を破り、9秒98の日本新記録をマークしたのが2017年8月。それから約2年間、桐生の記録は破られなかったが、今年5月に日本人2人目の9秒台となる9秒99をマークしたサニブラウンは、6月7日、米テキサス州で行われた全米大学選手権で9秒97の日本新記録を叩き出した。

ガーナ人の父を持つサニブラウンは今後どこまで記録を伸ばすのか。風などの条件が整えば9秒8台も可能という声もあり、東京オリンピックでの決勝進出、さらにはメダル獲得への期待が高まる。

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