「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

全国高校女子駅伝の歴代優勝校と優勝回数ランキング 小林祐梨子は20人抜きの激走

2023 12/26 07:05SPAIA編集部
イメージ画像,ⒸWoodysPhotos/Shutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸWoodysPhotos/Shutterstock.com

神村学園がゴール前大逆転で5年ぶり優勝

第35回全国高校女子駅伝が12月24日、たけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園陸上競技場)を発着点とする5区間・21.0975キロのたけびしスタジアム京都付設駅伝コースで行われ、神村学園(鹿児島)が5年ぶり2回目の優勝を果たした。

今回は記念大会のため都道府県代表の47校に、各地区大会最上位(都道府県優勝校を除く)の計11校を地区代表として加えた計58校が出場。最終5区に3位でたすきをつないた神村学園は、ケニアの留学生カリバ・カロラインが力強い走りで追い上げ、仙台育英(宮城)とのトラック勝負に持ち込んでゴール直前で大逆転した。

優勝タイムは1時間7分28秒。2位は1秒差で仙台育英、3位は立命館宇治(京都)、4位は薫英女学院(大阪)、5位は前回優勝の長野東(長野)だった。

後にオリンピックに出場するランナーも輩出している「都大路」。歴代優勝校は下の通りとなっている。

全国高校女子駅伝の歴代優勝校

最多優勝は仙台育英の5回、新谷仁美は興譲館の優勝に貢献

男子に比べて歴史の浅い女子は1989年にスタート。第1回大会を制したのは市船橋(千葉)だった。

最多優勝は仙台育英(宮城)の5回。1993年から2連覇した後、2017、19、21年と隔年で優勝していたが、23年は惜しくも2位に終わった。

豊川(愛知)が4回優勝で続き、筑紫女学園(福岡)、埼玉栄(埼玉)、立命館宇治(京都)が3回で並ぶ。埼玉栄は1995年から3連覇を達成した。

男子は最多11回の優勝を誇る世羅(広島)は女子も2回優勝。昨年は長野東(長野)が初優勝を果たした。

東京五輪に女子10000mで出場し、2023年1月のヒューストンマラソンで日本歴代2位となる2時間19分24秒をマークした新谷仁美は2005年、興譲館(岡山)の1区で区間賞を獲得して優勝に貢献した。

また、北京五輪女子5000mに出場した小林祐梨子は2006年、2区で20人抜きの激走を見せ、須磨学園(兵庫)を優勝に導いた。

今年の出場選手からオリンピックで活躍するランナーは生まれるか。今後の成長が楽しみだ。

【関連記事】
全国高校男子駅伝の歴代優勝校と優勝回数ランキング 大迫傑も激走した「都大路」
続く強豪、消えた名門…20年前から振り返る箱根駅伝の出身高校ランキング
2005年から破られていない女子マラソン日本最高記録の変遷