日本人対決を制したのは西岡
ウェスタン・サザンオープンの2回戦で日本人対決が実現。第6シードの錦織圭と予選から勝ち上がってきた世界77位の西岡良仁のツアー初対戦となり、西岡が錦織から大金星を挙げた。
第1セットは第2ゲームまで互いにキープしたが、第3ゲームで錦織がダブルフォルトを重ね、最後はバックハンドのミスで西岡が先にブレーク。その後、ブレークバックを図る錦織だったが、西岡は多彩なサーブやショットで錦織を翻弄し、ブレークを許さない。
第10ゲームでサービングフォーザセットを迎えた西岡だが、錦織がフォアハンドダウンザラインのリターンエース、ラリー戦のポイントなどでブレークバックに成功し、勝負はタイブレークへ。しかし、タイブレークに入ると錦織はミスを連発し、6連続でポイントを与えるなど苦しい展開。最後は西岡が7-2でタイブレークを制し、第1セットを先取した。
第2セットも錦織は苦しい展開。第5ゲームまで両者キープを続けるが、第6ゲームでは錦織が0-40でブレークポイントを与えてしまう。だが、西岡のスマッシュやフォアハンドのミスにも助けられ、このブレークポイントをしのいだ。
すると第7ゲーム、錦織がバックハンドリターンエースやフォアハンドダウンザラインを見せ、最後はネットに出た西岡の足元にボールを落として錦織がブレークに成功した。このブレークを生かしたい錦織だったが、第8ゲームではフォアハンドのミス、西岡のフォアハンドウィナーなどで簡単にブレークバックを許してしまう。第9ゲームをキープした西岡は、第10ゲームで錦織のフォアハンドのミスを引き出し、最後はブレークで試合終了。西岡が錦織を下し、初のマスターズ日本人対決は西岡に軍配が上がった。