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大相撲の勢力分布に異変?最多はモンゴル勢、関西勢も活躍

2019 3/18 11:00SPAIA編集部
大相撲,Shutterstock.com
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大阪出身の豪栄道が好調

大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)が盛り上がりを見せている。先場所、日本人横綱・稀勢の里が引退したが、貴景勝の大関獲りや地元・大阪出身の豪栄道の活躍がファンの関心を引き寄せている。「タニマチ」は大阪・谷町の相撲好きの医師が力士の面倒を見たことが由来とされ、昔から大阪は相撲ファンの多い土地柄だ。では、2019年春場所時点で関西出身の力士はどれくらいいるのだろうか。

関西出身力士表,ⒸSPAIA

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十両以上の関取で近畿地方出身は9人。その筆頭が大阪府寝屋川市出身の大関・豪栄道だ。中学まで大阪で過ごし、高校は埼玉の名門・埼玉栄高に進学。高校横綱など多くのタイトルを獲得し、境川部屋に入門した。2016年秋場所で全勝優勝。大正時代に5度の優勝を果たした大錦以来となる大阪出身の横綱を目指す。

番付で言えば2番手に位置するのが、高級住宅地として知られる兵庫県芦屋市出身の関脇・貴景勝。小学生時代からわんぱく相撲で活躍し、報徳学園中時代は中学横綱、埼玉栄高に進学後も数々のタイトルに輝き、貴乃花部屋に入門した。部屋の消滅に伴って千賀ノ浦部屋に移籍した2018年九州場所で初優勝を果たした。

兵庫県出身の横綱は明治時代に活躍した大木戸、昭和30年代に活躍した3代目朝潮の2人。貴景勝が大関獲りに成功すれば、歌手としても活躍した増位山以来となるが、実は稀勢の里も出身地は茨城県とされているものの、2歳までは兵庫県芦屋市で育っている。

そのほか、兵庫県高砂市出身のベテラン妙義龍、大阪府交野市出身のイケメン勢、阪神大震災が起きた1995年1月17日に淡路島で生まれた照強ら個性派が揃っている。

北海道は2人だけ、アメリカはゼロ

全関取の出身地分布をみると、まだまだモンゴル勢が強く、11人を数える。次いで多いのが青森県と東京都の4人。青森と言えば、初代若乃花や2代目若乃花、栃ノ海に隆の里、旭富士らの横綱を輩出した相撲どころ。春場所では前頭五枚目の阿武咲や40歳の十両・安美錦らが土俵に上がっている。

逆に大鵬、北の富士、北の湖、千代の富士、北勝海、大乃国ら最多8人の横綱を輩出している北海道は、前頭十枚目・矢後と十両九枚目・旭大星の2人しかいない。

また、曙、武蔵丸、小錦らの出身地、アメリカも関取はおらず、全体でも幕下の武蔵國ただ一人だ。外国人力士は1部屋1人に限られていることも影響していると見られる。

力士出身地表,ⒸSPAIA

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大相撲ほど出身地を重んじる競技はないだろう。野球などの団体スポーツは出身地より所属チームの比重が大きいし、個人スポーツでも世界を相手に戦う場合は日本人でひとくくりにされる。取組ごとに紹介される出身地から大相撲を観ると、また違った楽しみ方ができるかも知れない。

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