“マイスタイル”で重賞初制覇
7月14日、函館競馬場ではサマー2000シリーズの第2戦、函館記念(GⅢ・芝2000m)が行われた。小回りコースに加え、洋芝、ハンデ戦と波乱の要素が多く難解な一戦だったが、果たしてSPAIA予想陣の予想結果はどうだったのか振り返っていく。
過去10年で1番人気が馬券に絡んだのが、1回のみ。今年は単勝1桁台の馬が4頭だった中、5.0倍でマイスタイルが1番人気となっていた。
レースは、そのマイスタイルが久しぶりに逃げの手に出て、1000m通過は59.8。2番手以下を引き離してリズムよくレースを進める。4コーナーでリードが縮まり、マイネルファンロンがわずかに先頭に立ったところで直線へと向いたが、マイスタイルがもう一度内から盛り返して勝利。勝ちタイムは1:59.6だった。2着はマイネルファンロン、3着はステイフーリッシュという結果に終わっている。
近走は控える競馬をしていたが、今回は昨年夏の函館で連勝していた時の“マイスタイル”を取り戻し、マイスタイルは重賞初制覇、田中勝騎手はJRAの重賞50勝目と人馬ともにメモリアルな勝利となった。