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【葵S】ケイアイサクソニーが今の馬場にぴったり 相手は先行馬&上がり33秒台を使える馬を狙え!

2019 5/24 15:00三木俊幸
馬場を駆け抜ける馬群Ⓒ三木俊幸
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Ⓒ三木俊幸

穴馬が台頭するレース

2010年に京都・芝1400mから芝1200mに変更され、また昨年から重賞へと格上げされた葵S。1200mで行われた過去9年で1番人気は(2,1,0,6)、2番人気も(1,2,1,5)、また10番人気以下の馬が馬券に絡んだのが6回と穴馬が台頭するレースとなっている。

脚質別では逃げ・先行馬の活躍が目立つが、極端な追込馬が馬券に絡むこともあり注意が必要だ。そんな難解な葵Sについて、先週の京都競馬場の馬場傾向から分析・予想していく。

5月18・19日の京都芝コースの成績ⒸSPAIA

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5月18日と19日に芝コースで行われたのは合計12レース。そのうち逃げ・先行馬が8レースで勝利しており、脚質別では先行馬が有利な馬場状態だと言ってもいいだろう。

勝ちタイムを見てみると、4レースが行われた芝2000m戦で比較してみると、最も速いタイムが1:59.9とこの時期の開催からすると平均よりやや掛かり気味の馬場となっている。その一方で、上がりタイムは32秒台が1頭、33秒台の上がりを使った馬が5頭おり、それなりに速い上がりは要求される状態だと見てとれる。

こうしたことからもある程度先行力があり、なおかつそれなりに速い上がりを使った経験がある馬を狙ってみたい。

馬券はフォーメーションで狙う

本命はケイアイサクソニーとした。2走前の3歳500万下では道中2番手を追走し、2着。タイムも1:08.1、上がり33.8は今の馬場状態にぴったりだ。鞍上は先行馬に乗せるとうまい和田竜二騎手。今回もいぶし銀の騎乗で穴を開けてくれることに期待したい。

対抗はアウィルアウェイ。近2走は7着、10着と成績は振るわないが、2歳時には京王杯2歳Sで上がり32.8を使って2着となった経験もある。折り合いに気を使わなくていい1200m戦なら巻き返しがあってもいいだろう。

3番手はディアンドル。現在4連勝中で能力はここでは上位だろう。加えて先行力もあり、33秒台の上がりを使った経験もある。人気でも逆らわない方が良さそうだ。基本的に上位3頭までで先行馬を選び、それ以下は差し馬を押さえておきたい。

エイティーンガールは3走前のさざんか賞では中団から差す競馬をして2着、その後の若菜賞では11頭立ての5番手を追走して快勝。得意の1200mなら十分通用する。

ホープフルサインは前走の橘Sは出遅れて後方からのレースとなったが、33.9の上がりを使って4着まで追い込んだ。1200mで勝利した実績もあり、距離短縮はプラスに働くだろう。

最後に前走の橘Sで勝ちタイム1:20.7、上がり33.5を使って勝利しているディープダイバーまで押さえておく。馬券は3連複のフォーメーションで1頭目の軸にケイアイサクソニー、2頭目の軸にアウィルアウェイとディアンドルを、相手にエイティーンガール、ホープフルサイン、ディープダイバーという買い方をしてみる。