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井上尚弥がパウンドフォーパウンド2位に後退、次戦決定はいつ?

2022 8/25 12:53SPAIA編集部
井上尚弥,Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

ヘビー級王者オレクサンドル・ウシクが1位

プロボクシングのWBA・WBC・IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が、世界で最も権威のあるボクシング誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングで2位に後退した。

井上に替わって1位にランクされたのは世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)。8月20日にアンソニー・ジョシュア(32=イギリス)に判定勝ちしてWBA、WBO、IBFタイトルを防衛し、無敗レコードを20勝(13KO)に伸ばしたウクライナの英雄だ。

井上は6月にノニト・ドネアを衝撃の2回TKOで破り、日本人ボクサーとして初めてパウンド・フォー・パウンド1位になったが、「世界最強」の称号をウシクに明け渡した格好。とはいえ、PFPは世界各地で行われる最新の試合結果を見て更新されるため、井上の評価が下がったわけではない。井上が次戦で派手にノックアウトして4団体統一に成功すれば、再び1位に返り咲く可能性は十分にある。

12月13日に日本で4団体統一戦?

気になる次戦だが、米スポーツ専門局ESPN電子版がWBO王者ポール・バトラー(33=イギリス)との4団体王座統一戦が12月13日に日本で行われると報じたことが各メディアで取り上げられている。日本初の4団体統一に向け、世界が注目するビッグマッチが決まる日も近そうだ。

井上は自身の公式SNSでスパーリングを開始したことを明かし、「試合から2ヶ月が経過してスパーリング開始したけど自分が思っていた以上に動けたから焦りはなし!!来月からかっ飛ばす!!」と手応えを強調している。心身ともに充実しており、4団体統一に不安はなさそうだ。

井上はエンゼルス大谷翔平やフィギュアスケートの羽生結弦と並ぶ、日本が世界に誇るトップアスリート。次はどんなド派手なノックアウトを見せてくれるのか。リングに上がる日が待ち遠しい。

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