長崎の公立校・大崎が初めてのセンバツ確実
2021年の第93回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。九州大会は11月6日に決勝が行われ、大崎(長崎1位)が5-1で福岡大大濠(福岡1位)を下して初優勝を果たした。
九州の出場枠は「4」のため、大崎が初めて、福岡大大濠が4年ぶり5回目のセンバツ出場は確実。さらに4強入りした明豊の3年連続5回目、宮崎商の52年ぶり3回目のセンバツも有力となった。
決勝は1回表に福岡大大濠が先制したが、大崎はその裏すぐに同点に追いつき、4、5、7回に加点。投げては1年生の勝本晴彦が4安打完投で大濠打線を1点に抑え、見事に頂点に立った。
大崎は長崎県西海市にある人口約5000人の島・大島にある公立校。昨年も秋季長崎大会で優勝したが九州大会初戦敗退でセンバツ出場を逃し、今夏の長崎独自大会でも優勝したが、夏の甲子園は開催されなかった。「3度目の正直」で今度こそ初の甲子園で大暴れしたい。
2017年センバツ8強の福岡大大濠も
準優勝の福岡大大濠は、2020年ドラフトでオリックスに1位指名された前エース・山下舜平大が抜けたが、エース左腕・毛利海大とトルネード投法の馬場拓海の好投で決勝まで勝ち上がった。2017年センバツではベスト8進出した実績もあり、来春センバツに出場すれば上位進出が期待される。
センバツ出場校は2021年1月29日に行われる選考委員会で、21世紀枠3校を含む32校が決定。3月12日に組み合わせ抽選が行われ、3月19日に開幕する。今秋の明治神宮大会が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、例年1枠が与えられる神宮大会枠については今後議論される。
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