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【動画】ダース・ローマシュ匡④坂本勇人との試合前夜に号泣―SPAIAちゃんねる

2020 7/16 18:00SPAIA編集部
甲子園球場SH_2007_G063
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駒大苫小牧・田中将大に敗れて知った力の差

元日本ハムの投手、ダース・ローマシュ匡氏が野球人生を振り返るSPAIAちゃんねるの第4回。龍谷大平安高校野球部出身の「SEOLY(セオリー)」こと株式会社New Wing代表取締役の背尾匡徳氏と、株式会社グラッドキューブのCEO金島弘樹が進行役として、駒大苫小牧・田中将大(現ヤンキース)や早稲田実・斎藤佑樹(現日本ハム)と対戦した当時の話を聞いた。

≪【動画】ダース・ローマシュ匡③愛工大名電を完封も実は…―SPAIAちゃんねる

関西高校のエースとして、2年秋の中国大会で優勝したダース氏は明治神宮大会でも勝ち進み、決勝で田中将大のいた駒大苫小牧と対決した。しかし、結果は0-5の完敗。力の差を痛感したダース氏は、出場確実の翌春センバツに向けて頑張りすぎ、右肩を痛めてしまった。

ひと冬越しても治らず、センバツ本番を迎える。1回戦の相手は坂本勇人(現巨人)のいた光星学院。試合前日、右肩が痛くて腕が上がらないダース氏は号泣したという。

「怖かった。投げられる訳がないと。トレーナーに注射を打ってほしいと言ったら注射はないと言われました」

今だからこそ笑って話すが、17歳の少年にとってプレッシャーは相当なものだっただろう。詳しくは動画で確認していただきたいが、結果的には翌日の試合に登板。坂本には3安打を喫したものの6-4で勝利し、2回戦で斎藤佑樹のいた早稲田実と戦うことになった。

投げられなかった早実・斎藤佑樹との再試合

試合は一進一退の展開だった。9回裏に関西が同点に追いつき7-7。延長に入ってからは両校得点できず、15回引き分け再試合となった。6回途中から登板したダース氏は9回2/3を投げて自責点3。斎藤佑樹は15回完投して自責点5という記録が残っている。

しかし、ダース氏の右肩は限界に達していた。トレーナーが制止したため、翌日の再試合には登板することなく3-4で敗れた。

ケガに泣いたダース氏は、現役の球児に向けて故障を予防する大切さを動画内で力説している。野球に関わる方にはぜひ聞いてほしい。



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